2020年10月17日 (土)
2020年10月12日(月)
「予測危険について」 事故対策委員会
この場面からどんな危険が潜んでいるか
皆様の意見をまとめてみました。
回答の多かった意見
①ベッドの高さがたかすぎる。
②ベッド柵がされていない。位置が悪い。
③ナースコールが束ねられている。
④ベッド横の丸椅子がかたずけられていない。
⑤足がベッドから出ており転落の危険がある。
少数意見
①ズックが近くにない為、探そうとする。
②カーテンが閉まっていて発見が遅れる。
③ベッドランプが落ちてきそう。
④キャスターにロックがかかっているか不安。
⑤ベッドリモコンを操作する可能性がある。
この場面からどんな危険が潜んでいるか。
皆様の意見をまとめてみました。
回答の多かった意見。
①床に水がこぼれており、転倒の可能性がある。
②ポットの中身が、お湯なら熱傷の可能性がある。
③掃除カートに掴まろうとして転倒の可能性がある。
④掃除カートの薬品の誤飲。
⑤廊下に障害物があり、手すりが使えない。
少数意見
①車椅子が歩行の邪魔になっている。
②杖を忘れて歩いている。
③居室から人がいきなり出てくるかもしれない。
④離設の可能性。
⑤廊下に電気がついていない。
他の施設では危険予知トレーニングを行っているそうです。
危険予知トレーニングとは、職場や作業場面に潜む危険要因
(問題点)と、それが引き起こす現象(事故等)を職員間で
話し合い、そういった場面が発生する前に解決させる訓練です。
まず、数人ずつの小グループを作り、話し合いを行います。
話し合った結果、見つかった危険要因・それによって起こる
可能性のある事故を書き出し、それらが発生しないための対策
を練ります。
事故が発生する場合、多くは不安全な状態が発端になって
います。このようなトレーニングを重ねることで一人一人
が様々な状況の中に潜む危険要因を察知し、その防止対策
を立てられるように想像力を育てることができます。また
正面からだけでなく様々な方向からの「みる目」を養い
柔軟性をもって取り組むことにより応用力を身につけて
行ければと思います。
まとめ
ヒヤリハットの前の段階の小さな変化に気づき危険な状況を
排除できる目を養っていくことが大切です。また提出された
ヒヤリハットの分類も必要になってきます。今回の研修では
物理的要因について行いましたが、実際に事故にあわれた、
利用者の状況(身体的要因・精神的要因)も必要に応じ把握
することも重要になってくると思います。(ケアプラン)
カンファレンスでの各関係部署による意見の交換や話し合い
で連携を取ることも対策の一つになると思います。
by澤田