2016年05月24日 (火)
今日は、自分たちに出来る事ということで、幸陽荘の介護の田中が書かせて頂きます。
だいぶ時間が経ってからの投稿になりますが、熊本地震が発生してから1か月以上経ちます。今も余震や避難所での生活が続き、心も体も限界を超えているのではないかと思うと、何か自分たちに出来ることはないものかと考えています。
私事になりますが、自分も5年前に起きた東日本大震災の際、地元岩手県宮古市で被災した一人です。
まさか、自分が生きている間にこんな巨大地震・大津波が来るとは思ってもおらず、津波に流されながらなんとか助かることができました。
何よりショックだったのが自分が生まれ育った家・大好きな町が一瞬にして壊れ、流され、跡形も無くなった事。
これを見たときは、言葉にもできなかったですし、何が起きているのかもわかりませんでした。
熊本で被災された方々も、同じ気持ちなのではないかと思います。
家の片づけをしながら、これからどうなっていくのか。
全く先が見えない。
そんな恐怖の中、毎日生きていくのが精一杯で。
でも、生きなければいけないんです。生かされている命の大切さを大事にしていかなければいけないんです。
熊本の介護職員不足もテレビや新聞で見ました。
自分たちも震災の時、現場に残っている職員でやるしかないと必死でした。
人手が不足しているから、ボランティアで一時的に支援するだけでなく、継続的に地元の人たちで介護が必要とされる方をどう支えていけるのかということを考える事が必要なんだと思います。
その為には、今現在は大変でそれどころでないかもしれませんが、介護の楽しさや魅力というものを伝えていかなければならないんだと思います。
幸陽荘の取り組みもまだまだ発展途上ですが、このブログを見て頂いた方に「なんか楽しいことやってるな~」「介護ってこんな楽しそうなこともやっていいんだな~」と青森から、弘前から、この東北から全国の皆さんに発信していきたいと思います!!
東北もまだまだ復興途中ですが、絶対に熊本の方も諦めないでください。絶対に元に戻せると思いますし、前以上にいい街を作っていけると思います!!
熊本まで距離はありますが、熊本の野菜・果物など特産品を買ってみたり、自分たち一人一人に出来る支援をこれからも考えていきたいと思っております。
最後に利用者さんとスタッフとで切り貼りして作りました。
「がんばれ くまもと!」
長文失礼しました。
by田中