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12月の外部研修

2019年12月16日 (月)

幸陽荘「福祉職員スキルアップ研修」

2019年12月9日(月)

高齢者・障がい者虐待について

弘前医療福祉大学短期大学部 准教授 中村 直樹

要介護施設従事者等による高齢者虐待の実態

高齢者虐待と思われる行為を受けた利用者の特徴

・年齢が高く後期高齢者(75歳以上)が大半で

要介護度がやや高い。

・認知症の人の割合が高く意思疎通の難しさ等の関連する

問題がある。

(特に攻撃的言動や介護への強い抵抗がある場合)

 

高齢者虐待と思われる行為を行った職員の特徴

・年齢、性別、職種などに大きな特徴は考えにくい。

・個人的な特性以上に組織的な問題に関わる職務上の

背景要因が考えられる。

 

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高齢者虐待の考え方

・「不適切なケア」から連続的に考える必要がある。

・虐待が顕在化する前には表面化していない虐待やその周辺の

「グレーゾーン」行為がある。

・さらにさかのぼれば、些細な「不適切なケア」の存在が放置

されることで蓄積、エスカレートする状況がある。

不適切なケアの段階で発見し虐待の芽を摘む取り組みが求められる。

 

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虐待が起こる理由

・教育、知識、介護技術等に関する問題。

・職員のストレスや感情コントロールの問題。

・虐待を行った職員の性格や資質の問題。

・倫理観や理念の欠如。

・人員不足や人員配置の問題及び関連する多忙さ。

虐待の原因

・業務の負担が重い、人材不足。

・仕事上のストレス。

・認知症ケアやアセスメントの活用方法などの知識不足。

 

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高齢者虐待・不適切なケアの防止策

負担やストレス・組織風土の改善及び負担の多さの問題への対策

・柔軟な人員配置を検討する。

・効率優先や一斉介護・流れ作業を見直し個別ケアを推進する。

・もっとも負担が高まる夜勤時に特段の配慮を行う。

ストレスの問題への対策

・職員のストレスを把握する。

・上司や先輩が積極的に声をかけ悩みを聞く。

組織風土の問題への対策

・組織的な対策に1つずつ丁寧に取り組んでいく。

・取り組みの過程を職員間で体験的に共有する。

・負担の多さやストレスの対策を十分に図る。

 

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チームアプローチの充実・役割や仕事の範囲の問題への対策

・関係する職員がどのような役割を持つべきかを明確にする。

・リーダーの役割を明確にする。チームとして動く範囲を確認する。

職員間の連携の問題への対策

・情報を共有するための仕組みや手順を明確にする。

・チームでの意思決定の仕組みや手順を明確に定める。

・より良いケアを提供するためには、立場を超えて協力する事が

必要不可欠であることを確認する。

高齢者虐待の防止・発見・対応の責任は、従事者個人の問題だけ

ではなく、施設・事業所そのものにある。

 

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虐待は簡単に解決できる問題ではないと思います。虐待という

言葉を使ってますが、身体的弱者・精神的弱者に対するイジメでは

ないでしょか。

不適切なケアの段階で発見し虐待の芽を摘むためには職員が一生懸命

取り組んだことを職員自ら無駄にしていないか、会社が無駄にして

いないか、させていないかを確認することも一つの方法だと思います。

そこに虐待に行きつくまでの過程の中で分岐点となるところが、ある

ように思います。また虐待があった時の防止に結び付く糸口があるのでは

ないかと、今回の研修で感じました。

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